欧州委:08年成長率見通しを下方修正、インフレ率予想は引き上げ

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州 委員会は9日、ユーロ圏の2008年の経済成長率見通しを2.2%と9月時点の予想

2.5%から下方修正した一方で、インフレ率見通しについては2.1%と、同平均

1.9%から上方修正した。

欧州委は2009年の経済成長率は2.1%と、さらに鈍化するとみている。米住 宅市場の低迷と信用コストの増大、ユーロが対ドルで最高値に上昇したことが、経 済成長を圧迫すると分析している。2007年については2.6%と、従来の2.5%か ら上方修正された。

欧州委はインフレ見通しについては、2008年に2.1%と、今年の2%を上回 るとみている。欧州中央銀行(ECB)のインフレ目安は2%。エネルギー・食料 品価格の高騰が要因という。

ECBの政策メンバーのウェーバー独連銀総裁は9日、ECBが向こう2年間、 物価安定目標を達成できない恐れがあるとの見方を示した。

同委はまた、ドイツ経済成長率見通しについて今年2.5%、2008年2.1%、 2009年は平均2.2%とした。フランスについては来年2%と今年の1.9%を上回 るとみている。イタリアは来年1.4%と今年の1.9%から減速する見通し。

同委はユーロ圏外では、2008年の米経済成長率について1.7%と、今年の

2.1%から減速するとの見通しを示した。一方、今年の英経済成長率は3.1%、来 年2.2%と予想した。

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