欧州株(9日):下落、業績懸念でノキアなど輸出株に売り-銀行株安い

欧州株式相場はここ2カ月で最大の下げと なった。ドル下落がハイテク企業や化学メーカーの収益に打撃を与えるのに加え、 さらに多くの銀行が米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の 評価損を公表するとの懸念が広がった。

ノキアとアルカテル・ルーセント、シンジェンタをはじめとする米市場に収 益を依存する企業が下落した。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グル ープ(RBS)とウニクレディト、バークレイズを中心に金融株が下げた。

ダウ欧州株価指数は前日比1.6%安の367.57と、9月7日以来で最大の下 げとなった。週間ベースでは3.3%下落した。ダウ欧州50種株価指数は1.7%下 げ、ダウ・ユーロ50種株価指数は1.5%低下で終了した。

ライフェイセン・セントラルバンクの株式市場リサーチ部長のヘルゲ・レク バーガー氏は「ユーロ高による為替差損で、収益に悪影響が及ぶとの懸念が強ま っている」とし、「ワコビアの発表も下振れ圧力となった」と指摘した。

ノキア

フィンランドの携帯電話メーカー、ノキアは4.2%下落。仏通信機器メーカ ーのアルカテルは3.9%安となった。ブルームバーグのデータによれば、米市場 はノキアにとって昨年は中国に次いで2番目、アルカテルにとっては最大の市場 だった。

スイスの農業化学品メーカー、シンジェンタは3.2%下げた。同社にとって 北米市場は世界2位の規模となっている。

RBS、バークレイズ

米4位の銀行ワコビアは9日、10-12月(第4四半期)に貸倒金引当金と して最大6億ドルを積み増すことを明らかにした。

英銀RBSは3%安。同業でイタリアのウニクレディトは2.6%下落した。 英銀バークレイズは2.4%下げた。一時は9.1%安となる場面もあった。同行は 大規模な評価損を公表するとの観測を否定した。

英豪系鉱山大手のリオ・ティント・グループは6.2%上昇した。同業のBH Pビリトンがリオ・ティントに対する買収提示額を引き上げるとの観測が広がっ た。一方、BHPビリトンは1.7%下落した。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比77ポイント(1.2%)安の6304.90。FTオール シェア指数は同40.98ポイント(1.3%)下げて3237.32。

ドイツのDAX指数は7.07ポイント(0.1%)安の7812.40。HDAX指数 は11.93ポイント(0.3%)低下し4001.38。

フランスのCAC40指数は前日比107.45ポイント(1.9%)下げ5524.18 で終了した。

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