10月米輸入物価:前月比1.8%上昇、予想上回る-除石油0.5%上昇(3)

米労働省が9日に発表した10月の輸入 物価指数は前月比1.8%上昇と、1年5カ月ぶりの大幅な伸びを記録。最高値 圏にある原油価格が影響した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ ストの予想中央値は1.2%上昇だった。10月の石油を除く輸入物価指数は前 月比0.5%上昇した。

9月の総合指数は前月比0.8%上昇と速報値の1%上昇から修正された。

米ベアー・スターンズの米国チーフエコノミスト、ジョン・ライディング 氏は、「ドル安、エネルギー価格の上昇、農産品の値上がり、商品相場の上昇 といった要因すべてが輸入物価指数を著しく押し上げている。ドル安が招く国 内のインフレが簡単に解消されるとは考えていない」と語った。

10月の輸入物価は前年同月比で9.6%上昇と、2005年9月以来で最大 の上昇率。前月は同5%上昇だった。石油を除くと3.2%の上昇だった。

項目別でみると石油・同製品の輸入価格は前月比6.9%上昇と、3月以 来で最大の伸び。前年同月比では41%上昇した。天然ガスは11%上昇と昨年 11月以来最大の上昇率だった。

食料・飲料品は前月比1%上昇と、7カ月連続でプラス。前年同月比では 12%上昇した。

自動車・部品の輸入物価は前月比0.4%上昇し、自動車を除く消費財は

0.1%の上昇だった。

一方、10月の資本財の輸入物価は前月比0.1%低下。9月は前月比変わ らずだった。

中国からの輸入品

中国からの輸入価格は前月比0.3%上昇と、6カ月連続でプラス。9月 は0.1%上昇だった。中南米からの輸入価格は2.5%上昇、ユーロ圏からは

0.6%上昇した。

米国からの輸出価格は前月比0.9%上昇と、過去12年間で最大の伸び。 9月は0.3%上昇した。農産品の輸出価格は3.9%上昇、農業品を除く輸出で は0.5%上昇した。

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