独アリアンツの7-9月:21%増益-損害保険部門が銀行部門補う(2)

欧州保険最大手、ドイツのアリアンツが9日 発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、純利益が前年同期比21%増と なり、アナリスト予想を上回った。傘下のドレスナー銀行部門の赤字を損害保険 部門が補う形となった。

同社の電子メールでの発表によれば、純利益は19億2000万ユーロと、前年 同期の15億9000万ユーロから増加した。ブルームバーグがまとめたアナリスト 18人の予想中央値は14億5000万ユーロだった。

コンスタンティア・プリバトバンクで約300億ドルの運用に携わるフィリッ プ・ムシル氏は「アリアンツがドレスナー銀行を取得して以来ずっと、同行はア リアンツにとって重しとなっている」と指摘、「しかし、アリアンツの保険事業 は営業段階で多くの同業他社を上回る採算性を有している」と語った。

アリアンツは、「金融市場の混乱」によってドレスナー部門の利益が5億 7500万ユーロ減少したと説明。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン問題で抵当住宅物件の差し押さえ件数が過去最多となったことを受け、保 険最大手の米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)など金融各 社は7-9月期に合わせて300億ドル以上の評価損を計上した。アリアンツはド レスナー部門で5200万ユーロの赤字を計上した。

アリアンツ株は8日、141.38ユーロと1年強ぶりの安値に下落。7月以降 で19%、年初来で8.7%のそれぞれ下落となっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE