ブラジルのペトロブラス:トゥピのガス・油田埋蔵量は80億バレルも

ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社 (ペトロブラス)は8日、同国トゥピにある自社のガス田・油田に、合計で最大 80億バレル規模の原油と天然ガスが埋蔵されている可能性があることを明らか にした。確認されれば、同国の埋蔵量は62%増加することになる。ペトロブラ ス株は、過去9年余りで最大の上昇となった。

発表を受け、同ガス・油田事業でペトロブラスと提携している英BGグル ープとポルトガルのガルプ・エネルジアの株価も上昇。ペトロブラスのウェブサ イトでの発表によれば、トゥピの埋蔵量の概算値は、試掘井で埋蔵量予想が確認 されたことを受けて算出した。英石油大手BPの概算によれば、トゥピの合計埋 蔵量は、ノルウェーの原油確認埋蔵量85億バレルにほぼ匹敵する。

ペトロブラスのジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO) はこの日、リオデジャネイロで記者団に対し、ブラジルの原油・天然ガスの確認 埋蔵量は合計144億バレルだと語った。トゥピの原油は軽質油で、ブラジルで の生産の中心となっている重質油よりも価値が高く、精製に掛かる費用も抑えら れる。

サンパウロに拠点を置く証券会社、コインバロレスのアナリスト、カルロ ス・レナート・ヌネス氏は「トゥピは、ブラジルとペトロブラスにあらゆる変化 をもたらす」と指摘し、「トゥピは規模が巨大なだけでなく、軽質油という観点 からコスト面での効果も非常に大きい」と述べた。同氏はペトロブラス株の投資 判断を「買い」としており、保有はしていない。

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