NY原油時間外:3日ぶり反発-供給途絶で米国の在庫減との見方

ニューヨーク原油先物相場は、9日の時間 外取引で3日ぶりに反発している。供給途絶により、米国で需要がピークとなる 冬季向けの在庫の積み増しに影響が出るとの見方が強まった。

英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルは8日、定期修理のため3日から稼働を停 止しているメキシコ湾の石油生産施設「マーズ」(生産量は日量15万バレル) の操業再開が強い海流の影響で遅れていることを明らかにした。また、米エネル ギー省(DOE)の発表によると、米国の原油輸入が増加し、製油所の稼働率は 7カ月ぶりの低水準にとどまっているものの、原油在庫は先週、3週連続で落ち 込み、3億1190万バレルとなった。

アルタベスト・ワールドワイド・トレーディング(カリフォルニア州)の商 品ブローカー、トム・ハートマン氏は「市場関係者は依然、在庫の減少に注目し ている」と指摘。「何らかのかたちでの供給中断により需要に対応できなくなる 可能性を懸念する見方は続くだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は9日の時 間外取引で、前日比最大98セント(1%)高の1バレル当たり96.44ドル。シ ンガポール時間午前9時21分現在、96.35ドルで取引されている。

バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が8日の議会証言で、10-12 月(第4四半期)の米景気は「顕著に減速する」との見通しを示したことを受け、 原油相場は同日、前日比91セント(0.9%)安の95.46ドルとなった。米国は世 界最大の石油消費国。

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