米メルク:バイオックス訴訟で和解も、50億ドル支払いで-弁護士

米3位の製薬会社メルクが、販売停止した鎮 痛剤「バイオックス」の副作用を隠していたとされる訴訟で和解するため、約 50億ドル(約5600億円)を支払う可能性があることが、事情に詳しい弁護士3 人の話で8日までに分かった。

メルクは2004年、バイオックスを服用した一部患者の心臓発作リスクが高 まったことを示す調査結果が出たのを受け、同鎮痛剤の販売を停止した。同社 は現在、バイオックスが脳卒中や心臓発作を引き起こしたと主張する元服用者 の計2万6500件を超える訴訟に直面している。

PL(製造物責任)訴訟でほかの製薬会社の代理人を務めた実績があるマ イケル・ケリー弁護士は「メルクは、バイオックス訴訟での確実な対応を50億 ドルで買うことが最良な方法だという結果を導き出したのだろう」と語った。

メルクはこの和解によって、過去3年間で同社を相手取り提起されたバイ オックス訴訟の約85%を決着させたい考え。関係者によれば、ルイジアナ州東 地区連邦地裁のエルドン・ファロン判事は、ニューオーリンズで9日に和解に ついて発表する予定という。

メリルの広報担当クリス・ガーランド氏は、和解に関するコメントを控え た。メルクの外部の広報担当ケント・ジャレル氏からも、コメントを求める電 話取材に対しての返答をこれまでのところ得られていない。

メルクはこれまでに、陪審評議が行われたバイオックス訴訟16件のうち11 件で勝訴。敗訴した訴訟も上訴中のため、賠償金はまだ一切支払っていない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE