アジア株:上げに転じる-リオ・ティント高い、商品関連のM&A期待で

9日のアジア株式相場は上昇している。世界 最大の鉱山会社、オーストラリアのBHPビリトンが同業の英豪系リオ・ティン ト・グループの買収に成功すれば過去最大規模の案件となるほか、中国需要がけ ん引する商品相場上昇は今後も続くとの見方が強まった。

リオ・ティントは急騰し、ここ20年間で最大の上げ。亜鉛生産の豪ジニフ ェックスと住友金属鉱山は、業界内の企業の合併・買収(M&A)が増えるとの 観測から、買いを集めている。

コロニアル・ファースト・ステート・グローバル・アセット・マネジメント で1170億ドル相当の運用に携わるハンス・キューネン氏(シドニー在勤)は 「BHPがマクロ経済見通しに強い自信を持っていることを背景に買収提案を行 ったとしたら、BHPは向こう5年間は商品を有望とみているということだろ う」と指摘。「資源株の見通しは明るい」と予想した。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米経済成長の「顕著な減 速」とドルの対円での下落の見通しを示したことを受け、任天堂など日本の輸出 企業は値を下げた。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)アジ ア太平洋指数は日本時間午後1時31分現在、前日比0.3%高の163.38。指数を 構成する業種別の10指数の中では、鉱業株が最も大きく上げている。MSCI 指数は今週3.1%安となっており、このままいけば週間ベースで8月以来の大幅 下落となる。

日経平均は0.4%安。そのほか、ニュージーランドとシンガポール、マレー シアを除き、アジア各国の主要株価指数は値を上げている。

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