アップル目標株価の上方修正相次ぐ、iPhoneの収入計上法に着目

ディーダラス・キャピタルの創業者でファ ンドマネジャーのスティーブン・コールマン氏は、半年以上も前に米アップルの 株価が2007年末までに200ドルを超えると予想していた。コールマン氏がこ の見通しを金融情報ウェブサイト「シーキング・アルファ」に投稿した後、アッ プル株は100ドルを割り込み、同氏は他の投資家から失笑を買った。

「すっかりばかにされていた」とコールマン氏は当時を振り返る。同氏は 04年からアップル株を保有。アップルが10月22日発表した07年7-9月 (第4四半期)決算で、前年同期比での67%増益が明らかになると、同社株は 上場来高値の191.79ドルに達した。アナリストの間では、アップル株の上昇 は続くと見込まれている。

アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は6月に発売 した携帯電話端末「iPhone(アイフォン)」で、安定した収入源を確保し た。現在アナリストはこうした収入源を基に同社株を評価し直している。アッ プルにはiPhone用の通信サービスを提供する米AT&Tから月額加入料 の一部が支払われ、アップルは端末の売上高を加入契約の期間である2年に分 散して計上する。

クレディ・スイスのロバート・センプル氏やドイツ銀行のクリストファ ー・ウィットモア氏は、アップルの株価を予測するに当たって、利益予想よりも 今後見込まれる収入の分散計上を反映したキャッシュフローを使っている。アッ プルの株価収益率(PER)が過去2年間の最高水準に達しているにもかかわら ず、12人のアナリストは10月に、アップルの目標株価を200ドル以上に上方 修正した。

コールマン氏は「PERは同社の価値を過小評価している」と指摘。「こ の日売れた1台がPERに完全に反映されるまで2年待たなければならない」と 話した。

8日のナスダック市場で、アップル株は前日比10.83ドル(5.8%)安の

175.47ドルで取引を終えた。同社株は年初から倍以上に値上がりしている。

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