消費者金融3社:7-9月期は282億円の黒字に転換-利息返還は不透明

大手消費者金融のプロミス、アコム、武富 士の3社が8日発表した第2四半期(7-9月)の連結純損益の合計は、前年 同期の6060億円の赤字から282億円の黒字に転換した。利息返還引当金の積み 増しがなかったほか、経費削減なども寄与した。3社合計の通期予想も前期の 1兆3000億円の赤字から1100億円の黒字に転換する見通し。

3社合計の営業収益は、与信厳格化で営業貸付金残高が減少したほか、金 利の引き下げで利息収入が減り、同12.6%減の2508億円となった。利息返還請 求は増加が止まっていないが、引当金の取り崩しで対応した。

利息返還請求、方向性見えず

利息返還請求について武富士の近藤光社長は「昨年の下半期に急増した利 息返還請求は当期に入って一段落している感もある」という。ただ、プロミス の神内博喜社長は「7月でピークを打ち、8、9月と減少を続けているが、10 月に入り増加に転じている」としており、方向性は明確になっていない。

フィッチ・レーティングスの鳥谷礼子シニアディレクターは急増していた 利息返還について「落ち着いてきており、一時に比べて不安は解消されたが、 今後どうなるかは誰にも見通せない」という。また消費者金融の課題について は「金利引き下げのため顧客を選別することで収益性の悪化は避けられないの に、各社は成長路線を描ききれないでいる」と指摘した。

プロミスは通期の純損益予想を当初計画の140億円の黒字から172億円の 黒字(通期実績は3780億円の赤字)に上方修正した。アコムは同470億円の黒 字から391億円の黒字(前期実績は4380億円の赤字)に下方修正した。武富士 は従来予想の536億円の黒字(前期実績は4810億円の赤字)を据え置いた。

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