FRB議長:当局はサブプライム関連資産の評価額確立で銀行に協力

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FR B)議長は8日、上下両院合同経済委員会で証言し、金融当局はサブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券の「真の評価額」が確立されるよ う銀行に協力していると語った。

バーナンキ議長は「できる限り情報を開示し、保有資産の評価額を引き下 げることは、銀行にとってもプラスだ」との考えを示した。

銀行が、傘下に持つストラクチャード・インベストメント・ビークル(S IV)と呼ばれる簿外の運用会社との関係で、数百億ドル規模の評価損を抱える のではないかとの懸念が広がっている。SIVは住宅ローン担保証券などを購入 していたが、これらの証券の価値は担保となるローンの焦げ付き増で急落した。

バーナンキ議長は議員の質問に答え、「これらの簿外会社を持っている銀 行とともに、その資産の真の評価1額が明らかになるように取り組んでいる」と した上で、銀行は「評価額引き下げを積極的に進めている」と述べた。

大手米銀はSIVの資産を買い取るための基金設立で10月15日に合意し た。バーナンキ議長は、基金が成功するかどうかは「実践にかかっている」と述 べた。同議長は「投資家や多数の銀行がともに、基金への持ち込み資産を監視す ると理解している。その結果は、正確な市場価格の確立につながるだろう」と語 った。「実践の仕方次第だが、そのように機能するのであれば、正しい評価に向 けた動きに反するものではないはずだ」と解説した。

バーナンキ議長は合同経済委員会の副委員長のキャロライン・マロニー議 員の質問に答え、規制当局は「これらの簿外会社と銀行自身のバランスシート上 で、資産の評価額が実際の価値を反映した適正な水準に確実に引き下げられる」 ように取り組んでいると説明した。

バーナンキ議長は、一段の格下げで状況がさらに変わる可能性があるため、 適正な評価額は「動く標的のようなもの」だが、「FRBは他の規制当局ととも に、適正評価のプロセスを厳重に見守っている」と述べた。

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