イングランド銀:政策金利を5.75%で据え置き-6年ぶり高水準(2)

(第3段落移行を加えます)

【記者:Svenja O'Donnell】

11月8日(ブル-ムバ-グ):イングランド銀行は8日、金融政策委員会 (MPC)で、政策金利のレポ金利を5.75%に据え置くことを決めた。市場予 想通りの結果となった。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト61人を対象に実施した調査では、 58人が据え置きを予想していた。

原油や食品価格の高騰がインフレ加速につながるとの懸念が広がるなか、 利下げを求める声にもかかわらず、政策金利は6年ぶりの高水準で維持された。

金利据え置きは米国のサブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅ロー ンからの影響よりも、インフレ懸念をより重視する政策当局者の姿勢を示した格 好。米連邦公開市場委員会(FOMC)が先週利下げした一方で、イングランド 銀が追随しなかったことから、この日の外国為替市場ではポンドが対ドルで26 年ぶりの高値に押し上げられた。

ヘッジファンドのECUグループ(ロンドン)のチーフエコノミスト、ニ ール・マッキノン氏は、「イングランド銀は様子見に入っている」と指摘。「現 在の景気減速は来年早い時期にかけてより鮮明となり、そのタイミングでは利下 げの可能性が高くなるだろう。リセッション(景気後退)に向かう可能性さえあ る」と述べた。

英政策金利は主要7カ国の中で最高水準にある。FOMCは9月以降合計 で75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)の利下げを実施し、フェ デラルファンド(FF)金利誘導目標は現在4.5%に設定されている。欧州中央 銀行(ECB)はこの日の定例政策委員会で、エコノミストが予想していた通り、 金利を据え置いた。

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