米フォード:7-9月期純損失3.8億ドルに縮小-売上高11%増(3)

米自動車大手、フォード・モーターが8日 に発表した2007年7-9月(第3四半期)決算では、純損失が3億8000万 ドルと前年同期に比べて赤字幅が縮小。工場閉鎖と人員整理によるコスト削減 が奏功した。フォードの業績がアナリスト予想より好調だったのはこれで2四 半期連続。同社はまた、傘下のボルボを売却しない方針も明らかにした。

フォード(ミシガン州ディアボーン)の発表によると、第3四半期純損失 は1株当たり19セント。前年同期の損失額は52億ドル(1株当たり2.79ド ル)だった。売上高は前年同期比11%増加し411億ドル。販売台数は1.4% 増加した。中国での販売が増加し、米国での落ち込みを補った。

ニューヨーク株式市場でフォードの株価は上昇。前日比24セント (2.9%)高の8.48ドルで終了した。年初来では13%の値上がり。

フォードは前期決算で2年ぶりの黒字決算(純利益7億5000万ドル)を 発表している。アラン・ムラリー最高経営責任者(CEO)は8日、2009年 の通期黒字回復に向けて「順調に進んでいる」と述べた。

一時項目を除いたベースでの損失は2400万ドル(1株当たり1セント)。 ブルームバーグがまとめた同ベースでのアナリスト14人の予想平均は1株当 たり47セントの損失だった。

ムラリーCEOは発表資料の中で、「当社が計画を推進するにつれ、中核 事業である自動車部門で著しい改善が続いている」との見解を示した。

ボルボ

フォードはまた、傘下に置いているスウェーデンの乗用車メーカー、ボル ボの今後についての検討作業を完了したとし、今後のボルボの営業は「これま でよりも単独性が強くなる」と述べた。来年からはボルボ単体での決算を発表 するという。

ムラリーCEOはボルボについて、「コスト構造を改善するのが最善の策 だとの結論に達した」と語った。

フォードはさらに、傘下の英高級車ブランド、「ジャガー」と「ランドロ ーバー」の売却について、来年早い時期までに合意にこぎつけるとの見通しを 示した。

フォードは売上高が411億ドルに増加した一因として、全般的な価格上 昇と、高価格車種の販売が好調だったことを挙げた。同社のドン・ルクレア最 高財務責任者(CFO)は電話会議で、ドル安の影響で税引き前利益は約3億 ドル減少したと語った。

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