ドイツポストの7-9月期:純利益が35%減-速配部門が不振(2)

郵便サービス欧州最大手のドイツポストが 8日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、純利益が前年同期比で 35%減となった。速配部門の減益が響いた。また同社は、米速配部門の黒字化目 標の撤回を発表した。

ドイツポストの発表資料によれば、純利益は3億5000万ユーロ(1株当た り0.29ユーロ)と、前年同期の5億3500万ユーロ(同0.45ユーロ)から減 少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト11人の予想中央値は4億 6500万ユーロだった。売上高は前年同期比5%増の156億ユーロ。

ドイツポストは01年にDHL、03年にエアボーンを買収している。ドイツ ポストは、米部門を含む南北アメリカ事業が09年末までに黒字化するとは予想で きなくなったことを明らかにした。同社はまた、09年の利益見通しを下方修正し た。

8日のフランクフルト株式市場で、現地時間午前9時26分(日本時間午後 5時45分)現在、ドイツポストの株価は前日比1.2%安で推移している。一時

0.29ユーロ(1.4%)安の19.96ユーロを付けた。同株は年初来で12%下落し ている。

またドイツポストは、不動産や「非戦略資産」の売却により向こう2年間で 少なくとも17億ユーロの資金を創出する計画を明らかにした。

同社は09年の金利・税引き前利益(EBIT)予想を約47億ユーロと、 従来の52億ユーロから引き下げた。また、07年の配当を20%増やすことを目指 すとした。

08年に50グラム未満の郵便物でも独占が撤廃されることを見据え、ドイツ ポストはここ10年に物流や速配、貨物関連の買収に数十億ドルを投じてきた。オ ランダの郵便サービス会社TNTとドイツの新聞社アクセル・シュプリンガーは 自由化前にすでにドイツの郵便事業を拡大しており、ドイツポストとの競争は激 化している。

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