欧州EADSの7-9月期:赤字拡大-「A400M」納入遅延が響く

航空宇宙業界で欧州最大手のEADSが 8日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、傘下エアバスの軍用輸 送機「A400M」の納入遅延関連コストが響き、前年同期から赤字が拡大した。

純損益は7億7600万ユーロ(1株当たり0.97ユーロ)の損失となり、 赤字幅は前年同期の1億8900万ユーロ(同0.24ユーロ)から拡大した。ア ナリストらは12億2000万ユーロの損失を見込んでいた。売上高は前年同期 比9%増の92億7000万ユーロ。

EADSは07年通期の利払い税引き前損益(EBIT)について、収 支とんとんと予想している。「A400M」の納入遅延に関連した11億ユーロ (約1800億円)の費用計上で、従来予想(3億9900万ユーロの利益)から 下方修正された。新型機の納入遅延は同社にとって最大の業績圧迫要因となっ ている。エアバスの超大型機「A380」の納入は2年遅れで、68億ドルのコス トがかかり、「A350」については航空会社からの支持を得るため、再設計を 余儀なくされていた。

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