米ワシントン・ミューチュアル株が17%安、NY州当局の談合調査で

米S&L(貯蓄・貸付組合)最大手ワシン トン・ミューチュアルの株式が、7日のニューヨーク市場で約20年ぶりの大幅 安になった。ニューヨーク州のクオモ司法長官が、同社と関係のある住宅ロー ンの査定で「談合の構図」があることを突き止めたと発言したことが背景とな った。

クオモ司法長官は同日、住宅金融大手のファニーメイ(米連邦住宅抵当金 庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)、および複数の投資銀行に召 喚状を送付したと明らかにした。両社がワシントン・ミューチュアルや複数の 投資銀行から購入した住宅ローンについての情報を得るためという。投資銀行 の具体名は挙げていない。

司法長官は発表資料で「ファニーメイとフレディマックはワシントン・ミュ ーチュアルの住宅ローンが評価の水増しによって不正に扱われていなかったこと を証明する必要がある」と指摘。「多くのケースで不正な評価が行われ、査定業 者には圧力がかかっていたと確信している」と述べた。

7日のニューヨーク証券取引所で、ワシントン・ミューチュアル株は前日比

4.19ドル(17%)安の20.04ドル。1987年10月19日の株価大暴落(ブラック マンデー)以来の大幅な下げとなった。ファニーメイ株は5.6ドル(10%)安の

49.79ドル、フレディマックは4.26ドル(8.6%)安の45.13ドル。

ワシントン・ミューチュアルの住宅ローン部門社長、デービッド・シュナイ ダー氏は7日、投資家との会合で「こうした指摘については極めて深刻に受け止 めるものである」と述べた。この発言は、クオモ長官が記者会見で召喚状につい て発表するより前だった。

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