仏BNPパリバの7-9月期:予想上回る21%増益-資産運用好調

時価総額でフランス最大の銀行BNPパリ バが8日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、アナリスト予想を上 回る前年同期比21%増益となった。資産運用手数料収入の伸びや、仏ブイグの 携帯電話部門の株式売却益が寄与した。

純利益は20億3000万ユーロと、前年同期の16億8000万ユーロから増加し た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト10人の予想中央値(17億 9000万ユーロ)を上回った。

BNPパリバは米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場問 題に関連した評価損と引当金計上の影響で、利益が3億100万ユーロ押し下げら れたと説明した。ただ、欧州で同業のUBSやドイツ銀行、米国で同業のメリル リンチとシティグループに比べると、BNPパリバの評価損は小規模だった。B NPのボードゥアン・プロ最高経営責任者(CEO)は、「当グループの幅広い 事業構成は良い状態にあり、一段と厳しい環境に耐えられている」との見解を示 した。

銀行・証券大手10社は第3四半期に合計300億ドル(約3兆3800億円)の 評価損を計上。シティは今週、評価損を最大110億ドル追加計上する恐れがある ことを明らかにした。

資産運用部門の税引き前利益は35%増の4億8500万ユーロ。顧客の代理で 運用している資産は5900億ユーロと、昨年末から9.3%増えた。国内消費者向 け銀行部門の利益は2.2%増の4億1700万ユーロ。昨年買収したイタリアのB NL部門の税引き前利益は36%増の1億4600万ユーロ。コーポレート・バンキ ングおよび投資銀行部門の税引き前利益は11%減の7億9900万ユーロとなり、 アナリスト予想よりも小幅な減少にとどまった。

評価損

BNPパリバはレバレッジド・バイアウト・ローンで1億9400万ユーロ (約320億円)、資産担保証券(ABS)で3600万ユーロの評価損を計上した。

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