新日鉱H株が上場来最大規模の下落率、マージン悪化で通期利益下振れ

石油や銅事業会社を傘下に抱える新日鉱 ホールディングスの株価は午後に入ってさらに下げ幅を拡大し、一時161円 (15%)安の901円まで急落。取引時間中としては2002年11月19日以来、 約5年ぶりの下落率を記録した。この流れから終値ベースで下落率が12.96% を超えれば、02年9月27日に上場して以来、最大となる。

新日鉱HDは、石油部門のマージン悪化や金属部門の買鉱条件の悪化など が響き、7日の9月中間期決算発表時に通期(2008年3月期)の利益計画を 従来予想から減額修正しており、利益水準の低下に伴い株価水準を訂正する動 きが強まっている。

7日に示した新しい通期の連結純利益予想は、前期実績比7.9%減の980 億円。従来計画の1050億円を6.7%減下回る。9月中間期も前年同期比3割 減の510億円にとどまった。

UBS証券の伊藤敏憲アナリストは、「石油化学製品のマージンが圧縮し ていることが業績に響く」と指摘している。

7日に都内で会見した新日鉱HDの杉内清信常務取締役によると、通期の 石油部門の経常利益は前期比19%減の660億円となる見込みで、特に同部門 の利益のけん引役を果たしてきた石油化学事業で、原料のナフサ価格高騰を受 けたマージン悪化が影響すると指摘した。そのため、石油化学事業の経常利益 見通しは140億円と、同44%減るとの見通しを示す。

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