英中銀総裁は利下げに抵抗する公算、きょう金利据え置きへ-自社調査

イングランド銀行のキング総裁は、景気てこ 入れを目的に年内の利下げを求める産業界の声には応じないとみられる。

信用コストの急騰が経済成長を鈍化させているものの、ブルームバーグ・ニ ュースがエコノミスト61人を対象に実施した調査では、3人を除く全員が8日 に開かれる同中銀の金融政策委員会(MPC)で、政策金利は6年ぶり高水準の

5.75%に据え置かれると予想している。別のエコノミスト調査は、来年2月まで に利下げが実施されるとの見通しを示している。

キング総裁は、インフレ圧力が依然非常に強いため、米サブプライム(信用 力の低い個人向け)住宅ローン問題の影響が英国に波及しつつあるものの、利下 げは正当化できないと主張してきた。キング総裁に対しては、資金繰りに行き詰 まった銀行の救済が遅きに失したうえ、英銀ノーザン・ロックの取り付け騒ぎの 責任を十分認めていないとの批判が出ている。

ロンバード・ストリート・リサーチのエコノミスト、マイケル・テイラー氏 は「キング総裁はモラルハザード(倫理観の欠如)の問題や金融政策に関する立 場を基本的には変えないだろう」と指摘。「総裁の評判は若干傷付いた。再任さ れるかどうかということが問題となっている」と語った。キング総裁は来年、任 期切れを迎える。

イングランド銀行はMPCで決定する金融政策を現地時間午後零時(日本時 間同9時)に発表する予定。またその45分後に発表される欧州中央銀行(EC B)の政策金利(4%)は、ブルームバーグ・ニュースの調査ではエコノミスト 61人全員が据え置きを予想している。

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