米AIG7-9月期:住宅ローン関連損失響き27%減益-株価下落

(部門別業績のCEOのコメント、時間外取引の株価を追加します)

【記者:Hugh Son】

11月7日(ブルームバーグ);保険最大手の米アメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)が7日発表した2007年7-9月(第3四半期)決 算は、前年同期比27%減益となった。過去16年で最悪の住宅不況のあおりを受 けて、関連部門で損失が生じた。

発表資料によると、純利益は30億9000万ドル(1株当たり1.19ドル)と なり、前年同期の42億2000万ドル(同1.61ドル)から減少した。実現投資損 失とデリバティブ(金融派生商品)の評価替えを除いたベースの利益は1株当 たり1.35ドルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト15人の予想平均 を27セント下回った。

今回の結果を受け、モーリス・グリーンバーグ前最高経営責任者(CEO) による経営刷新圧力が高まりそうだ。グリーンバーグ氏は先週、同社の業績と 経営の改善に関して投資家と話し合う考えを表明している。

AIGの住宅ローン信用保険部門であるユナイテッド・ギャランティの営 業損失は2億1600万ドルとなり、前年同期の8500万ドルの黒字から悪化した。 マーティン・サリバンCEOは発表資料で、「米国の住宅ローンと信用市場の状 況が当社の業績に悪影響を及ぼした」との見解を示した。

一方、主力の米商業保険部門は、支払い請求が減少したことから、利益は 19%増加し18億3000万ドルとなった。ただ、競争激化や保険料下落で保険販 売は1%減少し60億1000万ドルにとどまった。

AIGの7日の通常取引終値は年初来で19%下落した水準。決算発表を受 けた時間外取引では、ニューヨーク時間午後6時18分(日本時間8日午前8時 18分)現在、3.4%安の56ドル。

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