伊勢丹:中間純利益39%減、商品券引当金で-通期は上方修正(3)

伊勢丹が8日発表した中間期の連結決算によ ると、純利益は前年同期比39%減の56億5000万円だった。未使用の商品券に対 する回収損引当金を特別損失として計上したことなどが響いた。ただ、本業の百 貨店事業などは順調で、中間期の実績が計画を上回って推移したことから、通期 (2008年3月期)の連結業績予想は上方修正した。

中間期の売上高は3703億円と0.4%の増収だった。再開発をした伊勢丹本店 や各支店の売り上げが伸びたほか、シンガポールやマレーシアといった海外も好 調だった。営業、経常利益ともに増益を確保し、中間期として過去最高を更新し た。会計ルールの変更に伴い 「過年度商品券回収損引当金繰入額」22億8000万 円を特別損失に計上したため、純利益は減益となった。

今期の連結業績予想は、純利益が前期比18%減の150億円(従来は145億 円)となる見通し。売上高は同1.4%増の7930億円(同7860億円)、営業利益は 同2.3%増の330億円(同310億円)、経常利益は同1.2%減の330億円(同310 億円)をそれぞれ見込む。

伊勢丹は08年4月1日付で三越と共同持ち株会社を新設し、その傘下に両社 が入る形で経営統合することを予定している。両社の連結売上高(06年度実績) を合算すると約1兆5859億円。大丸と松坂屋ホールディングスの統合で9月に発 足したJ.フロントリテイリング(約1兆1737億円)を超え、国内最大の百貨店 グループが誕生する。

伊勢丹の株価は前日比35円(2.4%)安の1429円(午後2時55分現在)。

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