ECB:政策金利を4%で据え置き-定例政策委員会(2)

欧州中央銀行(ECB)は8日、フランクフ ルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節手段である短期買いオペ(売り戻 し条件付き債券買いオペ=レポ)の応札最低金利を4%で据え置くことを決めた。 市場予想通りの結果だった。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト61人を対象に実施した調査では、 全員が据え置きを予想していた。別の調査によると、ECBは向こう1年以上に わたり金利を据え置く見通し。イングランド銀行もこの日、政策金利を据え置い ている。

政策委メンバーの間では金融政策に関し意見が分かれている。原油価格が1 バレル当たり100ドルに接近し、これがすでに2年ぶり高水準のインフレ率を押 し上げる恐れがあるとし、一部のメンバーは追加利上げの必要性を示唆。その一 方で、他のメンバーはユーロ相場上昇と米住宅市場の低迷が欧州経済成長を抑制 し、その結果、物価圧力を抑えるとみている。

コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨルグ・クレーマー氏(フランクフル ト在勤)は、「ECB政策委内で、政策金利の対応をめぐり勢力争いが見られる。 インフレ率が大幅に上昇しても、タカ派に勝ち目はないと思う。次の金利変更は 引き下げになりそうだ」と語った。

この日の政策委員会では、上限政策金利の限界貸出金利が5%、下限政策金 利の中銀預金金利も3%にそれぞれ据え置かれた。

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