クレディ・スイスの白川氏:「40-50%」確率で国内景気後退局面入り

クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコ ノミストは7日付のリポートで、内閣府が6日発表した9月の景気動向指数を 受けて、国内景気について、「昨年の秋以降鈍化局面にあった国内景気が、再浮 上する前に一時的な後退的な局面に入る確率は、40-50%はある」との見通し を示した。

9月の景気動向指数によると、半年程度先の国内の景気動向を占う景気先 行指数はゼロ%となり、山一證券や北海道拓殖銀行などが経営破たんした1997 年の11月と12月以来の低水準となった。同日発表された先行指数の構成要素 は、10系列すべてで悪化した。

白川氏は、「重要なことは、先行系列のCI(コンポジット・インデックス) の変化率の落ち込み幅が04年秋から05年秋にかけて、いわゆる『景気踊り場 局面』のそれを上回っていることだ」と指摘。そのうえで、「足元の景気につい ては、踊り場という言葉で片付けられるような一時的な景気鈍化ではなく、よ り停滞色の強いものである可能性が高い」としている。

CIは、景気に敏感な指標の量的な動きを合成した指標で、主として景気 変動のテンポを測定する目的で、内閣府が景気動向指数の中で発表している。

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