NEC:中間期の純損失は50億円に圧縮へ-半導体や携帯の復調で(3)

NECは7日、9月中間期の連結純損益が 50億円の損失になったもようだと発表した。赤字幅は従来予想から170億円縮 小した。半導体や携帯電話端末、パソコンの採算改善が理由。

売上高は、携帯端末の販売減などから前年同期比3.7%減の2兆1400億円、 営業利益は同3.6倍の270億円とした。従来予想に比べると、売上高は100億 円の減額、営業利益は120億円の増額になる。

通期(2008年3月期)予想は、国内外の市場環境や為替動向の先行きが不 透明なうえ、上半期よりも下半期の比重が高いこともあり据え置いた。同社は 14日に中間決算の発表を予定している。

NECの広報担当者、宮川誠氏によると、営業益見込み増額120億円のう ち、最も貢献したのは半導体部門。子会社のNECエレクトロニクスが同日、 ゲーム機など民生機器向け製品の売り上げ増と円安効果などを理由に、営業損 益予想を50億円の赤字から18億円の黒字に修正。この上昇幅68億円がその まま、親会社であるNECの営業損益に寄与する。

さらに、前年同期は350億円の営業赤字だった携帯電話端末事業と、同じ く30億円の赤字だったパソコン事業が黒字に転換。両事業とも「当初計画で は上半期のブレークイーブン(収支とんとん)を目指してきたが、額は現時点 で公表できないが黒字を達成し、上振れした」(宮川氏)。パソコン事業は前 期の下半期で50億円の黒字を確保していた。

通期の連結業績と配当はそれぞれ従来予想を据え置いた。売上高は前期比

1.0%増の4兆7000億円、営業利益は同86%増の1300億円、純利益は同3.3 倍の300億円を見込む。配当は中間・期末とも4円の年8円を予定している。

NECの株価終値は前日比4円(0.7%)安の543円、NECエレは10円 (0.3%)安の3200円。

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