NY州司法長官:ファニーメイとフレディマックに召喚状-談合調査で

ニューヨーク州のクオモ司法長官は7日、米 住宅金融大手のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦 住宅貸付抵当公社)に召喚状を送付したことを明らかにした。米S&L(貯蓄・ 貸付組合)最大手ワシントン・ミューチュアルなどの金融機関と、不動産査定 会社の間で「横行」していた談合について調査を拡大した。

クオモ司法長官は、ファニーメイとフレディマックが購入した住宅ローン が不正な不動産査定に基づいているかどうかについて情報を得たい考え。複数 の投資銀行にも召喚状を出したとしているが、企業名は明らかにしなかった。

クオモ長官は、ファニーメイとフレディマックが金融機関から購入した住 宅ローンを裏付けに保証する証券の価値を疑問視している。同長官は、金融機 関と不動産査定会社との間に「談合の構図」があることを突き止めたとし、不 動産査定会社に圧力をかけた可能性があるとしてワシントン・ミューチュアル 以外の金融機関も調査していると説明した。

同長官は7日の記者会見で「ワシントン・ミューチュアルだけではないと 思う」と語り、「横行していると思う。これは例外ではなく慣例だ。これほど長 期にわたって談合を許してきた根本的な慣行について、ファニーメイやフレデ ィマック、投資銀行を調査している」と述べた。

同長官は先週、住宅評価の不正で米ファースト・アメリカンの不動産査定 部門eアプレイズITの提訴に踏み切った。eアプレイズITはワシントン・ ミューチュアルからの圧力で住宅評価をつり上げたとされる。

住宅査定はファニーメイやフレディマックが住宅ローン購入を決める際の 根拠となる。

ファニーメイのマネジングディレクター、ブライアン・フェイス氏は発表 文で「査定が水増しされた住宅ローンの購入や保証はわれわれの利益に反する ため、こうした査定慣行が調査されることはわれわれの利益にかなう」と述べ た。

クオモ長官の発言を受けて、ワシントン・ミューチュアルの株価は急落。 前日比4.19ドル(17%)安の20.04ドルと、20年ぶりの大幅安となった。ファ ニーメイとフレディマックの株価も下落した。

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