9月ドイツ鉱工業生産指数:前月比0.3%上昇-予想外のプラス(2)

ドイツ経済技術省が7日発表した9月の鉱 工業生産指数(製造業と建設業、公益事業、鉱業が対象、2000年=100)速報値 は、季節調整済みで前月比0.3%上昇と、エコノミスト予想に反してプラスとな った。建設とエネルギーの増加が貢献した。前月は1.9%上昇に改定された。

9月の鉱工業生産指数は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト38人の調査中央値では前月比0.5%低下と見込まれていた。前年同月比では営 業日数調整済みで6%上昇となった。

ロシアや中国などの新興国市場の成長が、ユーロ上昇による輸出への影響を 緩和し、企業活動の拡大を促進した。しかし、過去最高水準にある原油価格が購 買力の低下につながり、経済成長が減速する可能性がある。ドイツ経済技術省が 6日発表した9月の製造業新規受注指数は、前月比2.5%低下した。

ウニクレディト・マーケッツ・アンド・インベストメント・バンキングのエ コノミスト、アレクサンダー・コッチ氏(ミュンヘン在勤)は、受注の伸び鈍化 について「鉱工業活動が向こう数カ月で落ち込んでいくことを示唆している」と 指摘。しかし、「受注残高が引き続き高い水準にあることから、急激に悪化する ことはないだろう」と語った。

ドイツ政府経済諮問委員会(5賢人委員会)は7日、2008年の経済成長率が

1.9%と、今年の2.6%から減速するとの見通しを明らかにした。

9月の建設業の生産は前月比0.7%増加し、エネルギーの生産は同1%増と なった。一方、耐久消費財生産は4.4%減少した。

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