NY原油先物:時間外で初の98ドル突破-ドル安と北海の供給懸念

ニューヨーク原油先物相場は7日の時間外 取引で初めて1バレル当たり98ドルを突破し、過去最高値を更新した。ドルが 対ユーロで最安値となったことに加え、暴風雨の影響で北海の原油生産が停止 したことが買いにつながった。

英BPと米コノコフィリップスが6日、北海の石油生産施設から従業員ら を避難させたことから供給懸念が高まった。また、ブルームバーグ・ニュース がアナリストを対象に実施した調査によると、米エネルギー省(DOE)が7 日に発表する在庫統計では、先週の原油在庫が3週連続で減少したと予想され ている。米利下げ見通しに伴うドル下落は、ドル建ての商品相場の値上がりに つながっている。

CFCシーモア(香港)の投資担当チーフストラテジスト、ダリウス・コ ワルチック氏は、「1バレル=100ドルは非常に大きな区切りで、その区切りに 向け原油相場をけん引している要因が今も有効だ。北海の供給中断が、原油相 場にさらに勢いを与えている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は時間外電 子取引で一時、前日比1.55ドル(1.6%)高の1バレル=98.25ドルと、1983 年の先物取引開始以来の最高値に達した。ロンドン時間午前8時28分(日本時 間午後5時28分)現在、98.13ドルで取引されている。原油先物はここ1年間 で66%高となっている。

NYMEXでは6日、12月限が前日比2.72ドル(2.9%)高の96.70ド ルで引け、終値ベースで最高値に達した。

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