トヨタ:通期予想は増額-第2四半期純利益11%増、海外販売増加(3)

世界2位の自動車メーカー、トヨタ自動車 が7日発表した第2四半期(2007年7-9月)の連結業績は、連結純利益が前 年同期比11%増の4509億円となった。アジアや中近東など新興国および欧州で の販売増加に円安効果も加わり、トヨタが米国会計基準で四半期業績の開示を始 めた03年度以降で同四半期の過去最高益を更新した。これを受けて通期の業績 予想を修正し、純利益は従来の1兆6500億円から1兆7000億円に増額した。

ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト6人の業績予想の平均値で トヨタの第2四半期の純利益は4444億円が見込まれていた。増益は2年連続。

第2四半期の売上高は前年同期比11%増の6兆4896億円、営業利益が同

2.7%増の5967億円、税引き前利益は同1.9%増の6232億円と、いずれも同四 半期で最高となった。期中の為替レートは対ドルが118円(前年116円)、対ユ ーロが162円(前年148円)だった。

第2四半期の世界販売台数は同4.1%増の213万9000台で、国内が同4.5% 減の50万6000台、海外が同7.2%増の163万3000台となった。海外販売の主 な内訳は、主力の北米は同2.5%増の73万5000台だったが、欧州が同7.5%増 の30万2000台、アジアが同22%増の23万台、中近東が同19%増の13万6000 台などとなり、全体をけん引した。

通期予想は上方修正

第2四半期までの業績を受けて通期の見通しを上方修正した。純利益は当初 の前期比0.4%増から同3.4%増に引き上げた。売上高は25兆円(前期比4.4% 増)から25兆5000億円(同6.5%増)、営業利益は2兆2500億円(同0.5% 増)から2兆3000億円(同2.7%増)、税引き前利益を2兆4000億円から2兆 4500億円(同2.8%増)にそれぞれ増額した。

中間期も過去最高を更新

9月中間期の連結業績も売上高、各段階の利益とも過去最高を更新した。純 利益は前年同期比21%増の9424億円だった。ブルームバーグ・ニュースが集計 したアナリスト5人の業績予想の平均値で中間純利益は9462億円が見込まれて いた。

売上高は同13%増の13兆122億円、営業利益が同16%増の1兆2722億円、 税引き前利益が同17%増の1兆3623億円だった。希薄化後1株当たり純利益は 295円34銭(前年同期241円25銭)だった。中間配当は65円(前年同期50 円)を予定している。期末配当は未定(前年同期70円)。

中間期の営業利益の変動要因は「営業面の努力」で1300億円増、「為替」 で1500億円増、「原価改善」で500億円増となった一方で、「諸経費の増加な ど」で1513億円減などとなった。

中間期の世界販売台数は同3.8%増の430万1000台で、このうち国内が同

6.2%減の100万6000台だった。一方、海外は主力の北米が同2.3%増の149万 7000台、欧州が同7.8%増の63万5000台、アジアが同18%増の45万2000台、 中近東が同19%増の25万6000台などとなった。

トヨタの株価7日の終値は前日比50円(0.8%)高の6440円。

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