【個別銘柄】オリクス、ヤマダ、東芝、牧野、清水建、日写印、キッツ

7日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

オリックス(8591):8.9%安の2万650円と急落。一時は10%安の2万 340円と、2005年10月26日以来の2万円割れに迫った。7-9月期の純利益 は増えたものの、主力のリース事業の伸び悩みで営業利益は前年同期比30%減 の453億円にとどまった。

清水建設(1803):7.4%安の502円と安値引け。2004年5月10日(終値 で8.1%下落)以来の大きな下げを記録。10月22日に付けた年初来安値を更 新し、2005年6月以来ほぼ2年半ぶり安値を付けた。建設株全般に売りが膨ら む中で、千葉県市川市で建設中の高層マンションで鉄筋の大量不足が発覚した ことで下げが加速した。

ヤマダ電機(9831):3.3%高の1万2700円反発、6日に発表した9月中 間期の連結決算によると、純利益は前年同期比31%増の226億円となり、過去 最高を更新した。今期業績予想も増額修正し、最高益を目指す可能性を示唆し ており、足元の好業績を確認する中で株価の先高期待も強まった。

東芝(6502):3.6%安の876円と大幅に5日続落。NAND型フラッシ ュメモリーの10月大口価格が8カ月ぶりの下落で決着したと7日付の日本経 済新聞朝刊が報じたことを受けた動き。

ソフトバンク(9984):0.6%高の2515円と小反発。主力の携帯電話事業 が好調で、第2四半期(7-9月)連結業績は純利益が前年同期比64%増の 213億円となった。足元の業績好調が確認されたうえ、持ち分法適用会社であ る中国アリババグループの企業間ネット取引会社アリババ・ドット・コムが香 港株式市場に上場。同社との連携を深めるなどで企業価値向上への期待も背景 に、一時は5.2%高の2630円まで上昇した。

サンシティ(8910):午後に急伸し、8.2%高の5万4300円で終えた。午 前11時に第3四半期までの累積(1-9月)業績を開示。連結純利益は前年 同期比4.3倍の12億5200万円となった。4月から連結子会社となった地建の 分譲マンション事業の売り上げが増加したほか、不動産流動化事業の販売も順 調に進んだ。

日本ゼオン(4205):午後の取引でマイナス圏に沈み、11%安の901円で 終えた。午後零時30分に発表した2007年9月中間決算はほぼ想定の範囲内だ ったが、注目度の高いLCD(液晶ディスプレイ)用光学フィルム材料が低迷 していることが判明し、失望感が広がった。

日東紡績(3110):3.7%高の335円と急反発。午後1時に発表した9月 中間期の連結決算は、グラスファイバーや繊維事業が好調で、営業利益が従来 予想比で11%上振れた。足元の良好な収益環境を見直した買いを集め、一時

7.7%高の348円まで上げ幅を広げた。

セントラル硝子(4044):8.9%安の474円。一時9.2%安の472円と52 週安値を更新。国内の建築用ガラス販売が予想以上に落ち込み、前日6日に07 年9月中間期の業績予想を下方修正した。修正された数字が市場予想を下回っ たことから、08年3月通期業績予想も減額されるとの見方が強まっている。

日本信号(6741):5.9%安の653円と大幅反落。同社は6日、地下鉄工 事の設計変更費用や人件費の増加などを理由に9月中間期の業績予想を下方修 正した。10月に発生した自動改札機のシステムトラブルの関連費用が今後計上 されれば、収益が一段と落ち込むとの警戒感が強まった。

日本写真印刷(7915):ストップ高に当たる500円(15%)高の3750円。 東証1部の値上がり率ランキングで首位。6日に発表された9月中間期決算が 事前計画を上回ったことで買いを集めた。主力の産業資材部門がノート型パソ コン向けに好調だったほか、電子部門でもタッチ入力機器の受注が伸びた。

三菱製鋼(5632):6.7%高の542円。通期(08年3月期)の業績予想を 増額修正、純利益は前期比11%増の67億円(従来予想は61億円)を見込む。 特殊鋼鋼材や機器装置を中心に売り上げを伸ばすほか、原価低減や売価改善に 努めていることも奏功する見通しだ。

キッツ(6498):ストップ安(値幅制限の下限)となる前日比100円 (13%)安の688円まで売り込まれた。6月の改正建築基準法施行後に住宅着 工戸数が大きく落ち込んでいる影響で、建設設備向けバルブの売り上げが伸び 悩んでいるほか、原材料高の一部製品への価格転嫁の遅れなどを受けて、通期 (08年3月期)の利益予想を下方修正したことで、売りが膨らんだ。

極東貿易(8093):4.5%高の349円。中国での自動車部品向けコーティ ング材事業などが好調に推移したとして、9月中間期の業績予想を増額修正し た。連結営業利益は前年同期比35%増の4億7000万円の見込みとなり、従来 予想から24%上振れた。

石原産業(4028):8.1%高の187円。通期(08年3月期)業績予想を増 額修正、想定より円安に推移していることや海外農薬事業の好調などで営業利 益は前期比15%増の146億円、純利益も2.8倍の32億円になる予定。

牧野フライス製作所(6135):14%安の876円と大幅安で、連日の年初来 安値更新。過去数年間、収益拡大をけん引してきた中国事業が予想外に低迷、 成長の踊り場を迎えている。会社側が6日取引時間中に通期(2008年3月期) 業績予想を減額修正、8%の営業増益予想から11%の減益予想に変更したため、 失望売りが続いた。

日本航空(9205):1.8%高の277円と反発。一時2.9%高の280円を付け、 連日で年初来高値を更新。6日に発表した9月中間期の連結決算では、本業の もうけを示す営業利益は同6.9倍の567億円と、中間期として3期ぶりに増益 だった。通期(2008年3月期)業績予想については、航空運送事業の復調やコ スト削減などを背景に営業、経常利益を大幅に上方修正した。

ナブテスコ(6268):2.8%安の1883円。産業用ロボット向けなどの精密 機器、鉄道車両関連などの輸送用機器、航空・油圧機器といった主力事業がい ずれも好調で、9月中間期決算の内容は事前計画を上回った。併せて通期(08 年3月期)業績予想を増額修正したが、アナリスト予想の平均に届かなかった ことから、売りに押される展開。

クボタ(6326):2.3%安の923円。内燃機器関連部門の好調などで08年 3月期(通期)の連業績予想を上方修正すると発表。朝方はこれを好感して上 昇したものの、下期は実質的に減額修正になるため、次第に値を下げる展開。 資材価格の高騰が続けば、利益拡大スピードが鈍るとの懸念が出てきた。

コスモ石油(5007):1.4%安の497円と反落。6日に発表した9月中間 期連結決算では、原油相場の高騰を受けた在庫評価益の拡大が寄与し、純利益 は前年同期比10%増の232億円と従来計画を1%上回った。足元の増益が評価 されて、朝方は4.6%高の527円まで買われたが、次第に失速した。

オリンパス(7733):1.5%安の4580円と反落。主力製品の内視鏡、デジ タルカメラの販売がいずれも好調で中間決算は会社計画を上回り、それに伴い 通期の業績予想も上方修正した。ただ、上方修正された新計画は市場予想の平 均を下回り、売りに押された。

アステラス製薬(4503):0.4%高の5050円。4営業日ぶりに反発し、一 時1.6%高の5110円まで上昇。免疫抑制剤「プログラフ」や過活動膀胱治療薬 「ベシケア」が好調に推移、海外事業が想定を上回っていることなど理由に通 期(2008年3月期)業績予想を増額修正した。増益幅が想定を上回るとの声も 出ていた。

ホリプロ(9667):0.1%高の1291円と小幅続伸。タレントのテレビ出演 が伸びた上、演劇の公演活動も好調に推移しており、9月中間期の業績予想を 増額修正したことを受けて買い優勢に。中間期の上方修正は7月に続き2度目。

燦ホールディングス(9628):0.7%高の1961円と小幅続伸。短中期トレ ンドを示す25日移動平均線(1977円)を約半月ぶりに上回る場面もあった。 中核企業の公益社を中心に葬儀の受注が伸び、想定を上回るペースで収益が拡 大していることが好感された。

大平洋金属(5541):2.8%高の1327円。年初来安値圏からの急反発とな った。主力のニッケル事業で販売価格が堅調に推移し、9月中間期の純利益は 前年同期比2.1倍の227億円となった。

東洋ゴム工業(5105):昨日基準値に比べ6.0%安の488円。国土交通省 が5日、同社が壁や天井などに使う硬質ウレタン製断熱材の耐火性能を偽装し ていたと発表、これを嫌気した売りが続いた。前日はストップ安水準の519円 売り気配のまま終えていた。

クボテック(7709):ストップ安に当たる1万円(11%)安の8万3500 円。前日まで4日連続のストップ高だった。検査機システム事業の販売が増加 したことから、9月中間期の連結営業利益は従来予想の9000万円に対し、3 億2000万円になったようだと1日午前に発表している。

福島工業(6420):10%安の950円。前日まで2日連続でストップ高だっ た。生産コスト削減などが奏功したとして2日に、9月中間期の連結純利益を 前年同期比54%増の5億7000万円(従来予想は3億8300万円)に増額修正し ている。

NISグループ(8571):13%安の344円。日興シティグループ証券では 6日付で、業績予想を引き下げると同時に、目標株価を1640円から570円に 下げている。投資判断は「買い」を継続。

テレパーク(3738):14%高の11万7000円。UBS証券が7日付で「買 い」の投資判断を継続したことを受けた。前日の昼休み時間帯に発表した9月 中間決算が従来予想を下回ったことで、6日は午後に売り込まれ16%安で終え ていた。

プロネクサス(7893):3.1%高の864円。米投資顧問がプロネクサスの 発行済み株式を買い増したことが7日、関東財務局に提出された大量保有報告 書(5%ルール)で明らかになった。10月25日に業績予想を下方修正した影 響で、足元の株価が約2年ぶりの低水準に沈んでいた状況にもあり、見直す動 きが活発化した。一時7.4%高の900円まで上げた。

ドワンゴ(3715):ストップ安に当たる5万円安の34万4000円で比例配 分された。メリルリンチ日本証券が5日付で、「買い」の投資判断を継続する と同時に、目標株価を26万円から50万円に引き上げたことを受け、前日6日 にはストップ高となり年初来高値を更新していた。

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