中国人民元、ペッグ制廃止後の最高値更新-元上昇容認観測が高まる

7日の中国外国為替取引で、人民元がドルに 対し上昇し、2005年7月のペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。中国が 景気沈静化と貿易黒字の抑制を狙い、人民元上昇を容認するとの観測が強まった。

中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の成思危副委員長 は同日、中国がマクロ経済コントロールの「改善」を目指しており、企業と個人が 保有する外貨に関する制限を緩和する可能性があると述べた。

光大銀行の為替ストラテジスト(広州在勤)、クオ・チャオヤン氏は、「企 業と個人に対する規制が緩和されれば、人民元は市場レートに向かって変動する。 つまり上昇するということだ」と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.15%高の1ドル=7.4421元。

HSBCホールディングスの主任マネーマーケット・為替ディーラー(上海 在勤)、ビッキー・リン氏は、中国の輸出業者が資金を中国に送金していることも、 人民元を押し上げている一因だとしている。

7日付の中国紙、中国証券報は、海外からの投資資金の流入が増えており、中 国は人民元上昇圧力の一段の高まりに直面するとの見方を、中国最大の銀行、中国 工商銀行のリポートを基に報じた。

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