孫ソフトバンク社長:アリババGの他企業、近く上場も-潜在価値高い

国内通信3位ソフトバンクの孫正義社長は 6日の中間決算発表で、33%を出資している中国最大のインターネット関連持 ち株会社アリババグループ傘下の企業間取引会社アリババ・ドット・コムが同 日、香港株式市場に上場したことについてコメント。同グループが抱える個人 間取引会社など他の非上場企業はさらに「潜在価値が大きい」などと語った。

アリババ・ドット・コムの株価は公募価格比26.0香港ドル(384円)高の

39.5香港ドル(583円)で上場初日の取引を終了。この終値に基づいた時価総 額は1995億6810万香港ドル(2兆9460億円)と、ソフトバンク傘下のヤフ ー(2兆9727億円)に次いで、アジアのネット企業で2位となっている。

今回の上場に伴い、ソフトバンクは第3四半期(10-12月)に、持ち分法 に基づく投資利益を連結経常損益に計上する。孫社長は計上見込み額について 6日の決算発表で数百億円程度との見通しを示している。

主なコメントは以下の通り。

アリババ上場の感想:

ソフトバンクは2000年に「20数億円」を投資した結果、「現在はアリバ バグループの株式33%を保有している。良い投資先になった」

「私は1、2カ月前までアリババの役員会で、上場を『あわてても仕方が 無い』と慎重な意見を言っていた。しかし、従業員のストックオプションとの 関係や、取引先への信用とブランドを増すために上場させてほしいという声が 強く、最終合意した」

「アリババ・ドット・コムは成長潜在性の大きい会社。現在でも十分な利 益を出しているが、実は課金しているユーザーは2%だけ。20%課金できれば もっと大きくなるし、いずれは何らかの形で全利用者に課金するのでは」

「アリババ・ドット・コムは中国で始まった世界最先端の企業間取引ビジ ネスモデルを持つ。それを持ち込むため、ソフトバンクが過半数の株式を持つ 合弁会社を日本に設立することを考えている」

今後の展開:

「アリババグループはアリババ・ドット・コム以外にも、日本のヤフーオ ークションに当たる個人間ネット取引で同国83%の取り扱いシェアを持つタオ バオや、4700万人のユーザー数を持つオンライン決済サービス最大手アリペイ のほか、ヤフー中国などを傘下に抱える」

「アリペイやタオバオは非上場だが、アリババ・ドット・コムよりも潜在 価値が大きいと認識。5年、10年先ではなく、案外近い将来に上場することに なるのではないか。楽しみなグループになってきた」

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