NY金:27年ぶり高値をまた更新―原油最高値でインフレヘッジ需要

ニューヨーク金先物は続伸。この日も27 年ぶり高値を更新した。原油が最高値を記録し、ドルが下落していることから、 インフレ懸念が広がった。銀は26年ぶり高値に上昇した。

ニューヨークの原油先物相場が一時、バレル当たり97.10ドルまで上昇し、 ドルが対ユーロで最安値をつけたことから、インフレヘッジとして貴金属投資 の魅力が高まった。金相場連動型ETF(上場投資信託)の「ストリートトラ ックス・ゴールド・トラスト」による金投資は今年に入り32%拡大し、598ト ンと過去最高を更新した。

デルタ・グローバル・アドバイザーズ(カリフォルニア州ハンティントン ビーチ)のチップ・ハンロン社長は、「ドルの下落というのはまさにインフレ の定義だ。ドルの下落が物価上昇を招く。金への投資はそのインフレのヘッジ 策として最良だ」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限 は前日比12.60ドル(1.6%)上げて1オンス=823.40ドル。一時は827.20ド ルと、中心限月としては1980年1月21日に記録した最高値(873ドル)に迫 った。年初からの金相場は29%上昇した。銀先物12月限は前日比59.5セント (4%)高の1オンス当たり15.38ドルで終了。一時は15.54ドルまで買い進 まれ、1981年1月21日以来の高値を記録する場面もあった。銀の年初来の値 上がり率は19%。

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