欧州の社債保有リスク、4営業日ぶりに低下-CDS取引が示唆

6日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場では、欧州の社債保有リスクが4営業日ぶりに低下した。信用市 場の混乱は前日まで8月以降で最悪となっていた。

ドイツ銀行によると、欧州企業50社の高リスク・高利回り債を中心とする iTraxxクロスオーバー・シリーズ8指数のCDSスプレッドは前日比12 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の343bpと、ここ2週間で最大 の下げとなった。CDSスプレッドの低下は信用の質が改善したとの認識を示す。

同指数は前日までの3営業日で35bp上昇し、ここ3カ月近くで最高水準と なっていた。米銀シティグループがサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン関連証券でさらに最大110億ドル(約1兆2600億円)の評価損が出ると 発表したことが背景にある。

欧州の銀行や保険会社などのデフォルト(債務不履行)に対する保証コスト を示すiTraxx金融指数のCDSスプレッドは2bp低下し42.75bpとなっ た。前日までの3営業日で10bp上昇していた。

投資適格級の欧州企業125社の社債を基にしたiTraxx欧州指数のCD Sスプレッドは、2.5bp下げ43.5bp。金融指数は2004年以来、同欧州指数を平 均で17.5bp下回っていた。銀行債は比較的リスクが低いと見なされていたこと が背景にある。

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