10月のユーロ圏サービス業景気指数:55.8に上昇-信用混乱から回復

ロイター通信によれば、ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)が6日発表した10月のユーロ圏サー ビス業景気指数確定値は55.8と、前月の54.2から上昇した。米サブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローンのデフォルト(債務不履行)をきっかけにし た信用市場の混乱から、銀行各行が回復している兆候を示したことが要因だった。 この統計は、英調査会社NTCエコノミクスがまとめた。

10月の同指数は、先月24日発表の速報値55.6から上方修正された。生産 活動の拡大と縮小を分ける50を上回った。

ドイツ銀行は先月31日、10-12月(第4四半期)が「非常に好調」に始ま ったとし、目標利益を据え置いたことで楽観論が広がったものの、米シティグルー プが今月4日にサブプライム住宅ローン関連証券の価値が過去1カ月で最大110 億ドル(約1兆2600億円)減少したと発表したことを受けて、それまでの楽観論 が後退している可能性がある。

INGバンクのエコノミスト、マーティン・ファン・フリート氏(アムステ ルダム在勤)は、「サービス業は年内拡大を続けるが、よりゆっくりとしたペース になる。問題が依然としてあることが分かっている」と指摘。同氏は、ユーロ圏の 経済成長率見通しは、今年の2.5%から来年は約1.8%に減速するとみている。

物価上昇率が2年ぶりの高い伸びとなっているものの、景気見通しに対する懸 念から、欧州中央銀行(ECB)は政策金利を据え置く可能性がある。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト30人を対象にした調査では、EC Bは政策金利を来年いっぱいまで4%に据え置くと予想している。

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