ヤマダ電:中間純利益31%増、薄型テレビ好調-通期業績上方修正(4)

家電量販店最大手のヤマダ電機が6日発表し た9月中間期の連結決算によると、純利益は前年同期比31%増の226億円となり 過去最高を更新した。家電販売の主力となる大画面薄型テレビやパソコン(P C)などの販売が第1四半期に引き続き好調に推移したことが寄与した。

売上高は同23%増の8294億円、営業利益は同36%増の293億円、経常利益 は同26%増の366億円となった。収益ともに増収増益で過去最高となった。

また、第2四半期(2007年7-9月)の連結純利益は前年同期比37%増の 168億円となった。売上高は同24%増の4366億円、営業利益は同40%増の233 億円だった。同四半期の業績は、ブルームバーグ・ニュースが中間決算から第1 四半期の数値を差し引いて算出した。

通期予想を上方修正

同時にヤマダ電機は2008年3月期業績予想を増額修正した。純利益は前期比 22%増の531億円(従来予想は494億円)、売上高は同23%増の1兆7780億円 (同1兆6980億円)、営業利益は同35%増の751億円(同718億円)、経常利 益は同26%増の901億円(同866億円)をそれぞれ見込む。

2011年のテレビのアナログ放送廃止予定に向け、地上波デジタル放送向けチ ューナー内蔵の大画面薄型テレビの普及に一段と拍車がかかるほか、PC販売や 環境、省エネをコンセプトとした白物家電の販売も堅調に推移するとみている。

上半期は「攻め抜いて勝ち収めた」

UBS証券の山手剛人アナリストは業績予想の上方修正を受けて、「非常に ポジティブと受け止めている。経常利益ベースでも上方修正しているが、これは 国内大手の小売りではヤマダが唯一と言える」と評価。上期業績については、 「低価格戦略に戻したこと、また新店舗の出店に加えM&A(企業の買収・合 併)も積極的に行い、攻め抜いて勝ちを収めたと総括できる」と語った。

通期も難波店など大型出店が寄与

ヤマダ電機の岡本潤・専務執行役員は同日東証で会見し、業績見通しの上方 修正について「難波、池袋、仙台とそれぞれの新規出店効果の寄与が大きい」と 大型店舗の出店戦略が下期にも効いてくるとの見方を示した。さらに11月にオー プンした品川大井町店も「滑り出しは好調」として、初年度300億円の年商が上 振れする可能性を示唆した。また、在庫回転率については、経営指標である目標 の12回転について、岡本氏は「今期達成も可能ではないか」との見方を示した。 中間期時点は11.7回転だった。

ベスト電器株買い増し

また岡本氏はベスト電器の株式買い増しについて「先日の社長発言の真意が 誤解されているようだ」として、「4割を目標と考えてはいない」と語った。そ のうえで、「当面は静観する」と言い、「あくまで純投資であり、高ければ買わ ない。既に含み益も出ているが、必要であれば売却もある」と述べた。

ヤマダ電機の株価終値は前日比150円(1.2%)安の1万2300円。

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