グリーンスパン氏:ドルが対ユーロで一段安になる可能性低い

グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(F RB)議長は6日、米ドルが対ユーロでさらに下落する可能性は低いが、長期 的にアジア通貨に対して下落するとの見通しを示した。

東京で開かれたフォーラムに衛星回線を通じて参加したグリーンスパン氏 は、「ユーロ・ドル相場の調整はすでに終わった」と述べた上で、「東アジアの 調整はまだだ」と語ったという。フォーラムに出席した関西学院大学のリチャ ード・ティボア・グリーン教授が明らかにした。

ドルは今年、主要16通貨の騰落率で最低。ユーロに対しては8.8%下落し ている。米ドルはまた、日本を除くアジアの通貨10種類のうち9種類に対して 下落している。インド・ルピーに対しては11.1%、フィリピン・ペソに対して は10.6%、それぞれ値下がりしている。

インフォシス・テクノロジーズ(東京)のシニア・バイスプレジデント、 V・スリラム氏によれば、グリーンスパン氏は、米経常赤字がすでにユーロ・ ドル相場に織り込まれていると語った。また、アジア経済は成長が加速し、生 活水準が向上しているため、アジア通貨がドルに対して上昇を続けるとの見方 も示したという。

東京時間午前11時44分現在、1ユーロ=1.4477ドル。11月2日には1.4528 ドルと、1999年1月のユーロ導入以来の安値を更新した。

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