住商の島崎副社長:資源価格次第で利益上振れ、銀・亜鉛などにも注力

住友商事の島崎憲明副社長は、6日放映のブ ルームバーグ・テレビのインタビューで、現時点では2007年通期の業績見通し を慎重に予想しているが、資源価格が今後も堅調に推移するようだと利益の上 振れ要因となるとの考えを明らかにした。

--中間決算の評価、通期決算の見通し:

「9月中間期の純利益は1120億円(前年同期比10%増)となり、上半期と しては4年連続で最高益を更新。要因としては売上総利益の増加にあり、それ によって営業利益が11%増となってボトムラインを押し上げた」

「期初に立てた年間の業績予想である2350億円に対して、進ちょく率は 48%まできており、中間決算としては順調な実績であった。セグメント別に見 ても重要セグメントがバランスよく業績を上げているのも特徴だ」

「中間決算まではかなり順調にきているが、米国の経済など不透明な面も あるので目標は慎重に据え置いた。資源価格の見通しもかなり保守的に見てい るので、今の状況が年度末まで続けば上振れの要素となる」

--株主還元策に関して:

「株主に対して長期にわたって安定した利益の還元を行ううえで、われわ れの総合的な投資計画も勘案して、連結配当性向20%をめどにして決めている。 年間の業績予想2350億円が達成されると、年間配当金は昨年比4円増配の37 円。中間は3円増の18円で、上半期ベースでは3年連続の増配となる」

--今後の注力事業について:

「(銅、石炭、石油、LNGの)4本柱については引き続き大きく、太くし ていきたいが、これに加えてウランや銀、亜鉛、ニッケルなどメタルの権益を 取得して、収益の柱にしていきたい」

「現在のプロジェクトは銀、亜鉛をボリビアで、ニッケルはマダガスカル において進めている。これらが本格生産になってくると、税引き後では100億 円くらいそれぞれのプロジェクトで持分法利益として貢献してくる」

住友商事の株価終値は前日比1円(0.1%)高の1808円

--共同取材 加藤有明、松井玲 Editor:Abe(AGT)

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