米タイムワーナー、パーソンズCEOの後任にビュークス氏起用

インターネットやケーブルテレビ(CAT V)部門の収益力強化を投資家から迫られている米メディア大手タイムワーナ ーは5日、リチャード・パーソンズ最高経営責任者(CEO)の後任としてジ ェフリー・ビュークス氏を起用する人事を発表した。

ビュークス氏(55)は、2006年1月から社長兼最高執行責任者(COO) を務めてきた。発表資料によると、同氏は来年1月1日にCEOに就任し、パ ーソンズCEO(59)は会長職にとどまる。

新CEOとなるビュークス氏は、インターネット事業AOLの再建策を立 案している。同部門は会員からのサービス料徴収を中止し、広告主集めに注力 して以来、売上高が落ち込んでいる。タイムワーナーの株価は今年、同業のニ ューズ・コープやウォルト・ディズニーに出遅れている。

ギャムコ・インベスターズのポートフォリオ・マネジャー、クリス・マラ ンジ氏は、「ビュークス氏は引き続きAOL部門の再建を進める必要がある」と 指摘し、「タイムワーナーの適切な体制をめぐる問題と向かい合うことになるだ ろう」と予想した。

タイムワーナーの株価は5日、前週末比7セント安の17.81ドルで終了。 年初来では18%安。

ビュークス氏は、7年間にわたりCATVチャンネルのHBO部門の経営 を指揮し、事業拡大を進めた。その間に同部門は、21のエミー賞を受賞した マフィア一家のドラマ「ザ・ソプラノズ」やコメディー「セックス・アンド・ ザ・シティ」などのヒット作を出している。

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