米社債保有リスク、8月以来の高水準-シティの評価損拡大で警戒感

5日のクレジット・デフォルト・スワップ(C DS)市場で、米企業の社債の保証料は8月以来の水準に上昇した。米銀最大 手のシティグループがサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連 証券で最大110億ドル(約1兆2600億円)の追加評価損が出るとの見通しを示 したことから、警戒感が高まった。

住宅ローン市場危機に伴う評価損が今後もさらに増えるとの懸念を背景に、 銀行や証券会社債の保証料は5営業日連続で上昇した。シティが評価額を引き 下げたものと同種の証券に保証を提供している金融保証会社のMBIAやアム バック・ファイナンシャル・グループの保証料は過去最高水準となった。

モルガン・スタンレーのクレジットストラテジー責任者、グレッグ・ピー ターズ氏は5日の電話会議で、「システミックリスクは天井知らずなほど高い」 として、「絡み合った金融業界で、何でも起こり得るリスクがあり、非常に心配 だ」と述べた。

ドイツ銀行によると、北米の投資適格級企業で構成するCDX北米投資適 格指数シリーズ9のCDSスプレッドは一時、4.5ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の74bpとなった。ニューヨーク時間午後2時35分(日本 時間6日午前4時35分)現在は72.25bp。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、シティのCDSスプレ ッドは2bp上昇し72bp。一時は過去最大の80bpとなった。証券大手メリ ルリンチは5bp上昇の125bp。2日には少なくとも5年ぶり高水準の135b pに達していた。

-- With reporting by John Glover and Steve Rothwell in London. Editor: Reierson (grs/rmb)

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +81-3-3201-8394

akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Shannon D. Harrington in New York at +1-212-617-8558 or sharrington6@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Emma Moody at +1-212-617-3504 or emoody@bloomberg.net

企業別ニュース:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE