クロズナーFRB理事:サブプライム住宅ローン市場の状況は悪化も

クロズナー米連邦準備制度理事会(FRB) 理事は5日、バージニア州アーリントンで講演し、米国のサブプライム(信用 力の低い個人向け)住宅ローン市場の状況は悪化する恐れがあるとの見方を示 した。住宅価格は2008年に入っても「軟調」な状態が続くとの見通しを理由に 挙げた。

同理事は「サブプライムの借り手の状況は改善するより前に、まず悪化す る可能性がある」と語り、住宅価格の重しとなっている販売減と当初の低金利 期間終了後の住宅ローン金利上昇を示すデータを挙げた。

銀行業界とFRBの窓口を務めるクロズナー理事は、住宅物件差し押さえ を回避する組織的な取り組みを住宅金融会社に求めた。また、住宅ローンに関 して新たな規制を導入する方針をあらためて示した。

クロズナー理事はまた、住宅ローンの延滞は今後「かなりの四半期にわた って」増え続ける可能性が高く、住宅価格は「当分の間、軟調が続く公算が大 きい」と述べた。

また、FRBと銀行監督当局は9月に、住宅ローンの返済を減額したり延期 したりすることによって差し押さえを回避するよう住宅金融会社に求めたもの の、「さらに措置が必要だ」として、「今から08年末の間には多くの」変動金利 型住宅ローンの金利「切り替えがある」と説明。「業界が団結し、創造的な取り 組みで融資の条件変更など借り手を組織的に助ける行動を取ることが必要だ」 と語った。

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