ロンドン外為:円が全面高-シティの評価損追加計上で円借り取引減少

5日午前のロンドン外国為替市場は、円が主 要16通貨に対し上昇している。米シティグループが信用力の低い個人向け住宅 融資(サブプライムローン)関連の投資損失で最大110億ドル(約1兆2600億 円)の評価損を追加計上する可能性があると発表したことが、円を借りて高金利 資産へ投資する円キャリートレード減少につながった。

円は、キャリートレードの投資先として人気があるオーストラリア・ドルや 南アフリカ共和国のランドに対し、最も大きく値を上げた。対ドルでは1週間ぶ りの高値となった。一方、ドルはサブプライム関連損失の拡大懸念が広がり、ユ ーロに対して最安値付近で推移。対ポンドでは26年ぶりの安値を付けた。

仏クレディ・アグリコルの証券部門、カリヨンの上級通貨ストラテジスト (ロンドン在勤)、ダラフ・マー氏は、「サブプライム懸念に関連したリスク回避 の動きが円の上昇に寄与している」と指摘した。

円はロンドン時間午前10時17分(日本時間午後7時17分)現在、1ドル =114円38銭と、前週末の114円85銭から上昇。一時、10月29日以来の高値 となる114円27銭を付けた。

ユーロに対しても1ユーロ=165円49銭と、前週末の166円63銭から上昇。 対豪ドルでも1豪ドル=105円03銭と、前週末の106円03銭から値を上げた。

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