米AIG株は上昇か、グリーンバーグ前CEOが経営陣の刷新を要請

米保険最大手アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)の株価は、モーリス・グリーンバーグ前最高経営責 任者(CEO)が経営陣の刷新や資産売却の模索を求めていることを明らかに したことから、5日のニューヨーク証券取引所で高く始まりそうだ。

11月2日付の米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、グリー ンバーグ氏(82)は、株式価値の最大化に向けた「戦略的選択肢」に関して株 主に接触していく考え。2日の米株式市場時間外取引では、AIG株は一時5 %強上昇した。

AIGの株価は年初以降17.5%下落しており、ダウ工業株30種平均の構成 銘柄の下落率ではホーム・デポとシティグループに次いで3位。38年間にわた ってAIGを指揮したグリーンバーグ氏の後任としてマーティン・サリバンC EOが就任してからは7.4%下落した。S&P500種株価指数は同期間に25%値 上がりしている。

グリーンバーグ氏は個人的な株式保有や2つの会社を通じてAIG株を11 %強支配している。広報担当のケン・フライドマン氏はコメントを控えた。グ リーンバーグ氏がCEOを務めていた最後の10年間の年平均リターンは15%だ った。

AIG株は2日、前日比17セント安の59.12ドルで終了。2日のグリーン バーグ氏の提出書類の内容が伝わった時間外取引では一時61.55ドルに上昇し た。ブルームバーグのアナリスト調査によると、AIGが11月7日発表する2007 年7-9月(第3四半期)決算は、1%減益と見込まれている。投資損益やデ リバティブ(金融派生商品)の評価見直しを除いたベースの営業利益は5.9%の 増加と予想されている。

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