武田薬:通期純利益予想3.9%増額、糖尿病薬「アクトス」好調続く(3)

国内製薬最大手の武田薬品工業は、通期(2008年 3月期)の連結純利益予想を3.9%引き上げた。米国を中心に糖尿病治療薬「アクト ス」の好調が続いて収益が拡大している。

東証で5日発表した資料によると、通期純利益予想は3950億円(従来予想は3800 億円)に増額した。前期比では18%増に当たる。ブルームバーグ・ニュースがアナリ スト予想を集計した中央値は4106億円。通期売上高も1兆4000億円と従来予想を

0.7%引き上げた。前期比では7.3%増収になる。

収益けん引の主役は「アクトス」。英グラクソスミスクラインの競合薬「アバン ディア」に心臓発作を起こすリスクがあることが明らかになり、アクトスの売り上げ 増につながっている。

「アクトス」好調から第2四半期(7-9月)純利益は870億円と前年同期の2.5 倍に拡大した。この日発表の中間期から第1四半期を差し引いてブルームバーグ・ニ ュースが算出した。

9月中間純利益は2180億円と前年同期比で37%増加した。中間配当は84円と前 年同期比で24円増配する。期末配も84円として年間配当は168円と従来予想比で8 円増やす。前期比では40円増配になる。

武田薬株は前週末比50円(0.7%)安の7110円(午後2時28分現在)。決算発 表直後にいったん上昇に転じただけで、株価の反応は鈍い。

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