米ADP民間部門雇用統計への信頼高まる-10月雇用統計の急増予測

給与明細書作成代行会社の米オートマティ ック・データ・プロセッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズ発表の 米民間部門の雇用統計に対し、信頼感が高まっている。同統計は米労働省発表 の10月の米雇用統計で、雇用者数が急増することを予測していた。

米労働省が2日に発表した10月の雇用統計で、非農業部門雇用者の増加数 はブルームバーグ・ニュース調査によるエコノミスト予想の約2倍となった。 ADPエンプロイヤー・サービシズが10月31日に発表した10月の米民間部 門の雇用者数も10万6000人増と、同エコノミスト予想の中央値を上回ってい た。

ADP統計は8、9月にも雇用情勢を正しく予測していた。同統計は雇用 者数の増減を示す主要指標として2006年5月に初めて発表された。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチーフエコノミスト、 デービッド・レスラー氏(ニューヨーク在勤)は、「ADP統計は発表開始後 の最初の1年と比べ、明らかに良い指標になっている」と指摘。同氏はADP 統計発表を受けて、10月の雇用者増加数に関する見通しを上方修正した。同氏 は同統計について、「確かに注目に値する」としている。

米労働省は10月の民間部門の雇用者数を13万人増加と発表した。政府部 門を含む非農業部門の雇用者数は16万6000人増と、ブルームバーグ・ニュー ス調査がまとめた予想中央値(8万5000人増)を上回った。ADPの調査は民 間部門のみを対象としている。

ADPが当初予想した9月の雇用者数は5万8000人増。政府発表は7万 3000人増だった。8月はADPの予想が3万8000人増、政府発表が2万4000 人増だった。

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