米リリー:第一三共と共同開発中の抗血栓治療薬、競合薬を上回る効果

米製薬大手イーライ・リリーは4日、第一 三共と共同開発中の抗血栓治療薬「プラスグレル」について、競合薬「プラビ ックス」を上回る効果が臨床試験(治験)で確認されたと発表した。

プラビックスは米ブリストル・マイヤーズ・スクイブと仏サノフィ・アベ ンティスが共同開発した。両薬を直接比較する治験の結果、プラスグレルの方 が心臓発作や脳卒中を防ぐ効果が大きいことが分かった。

リリーはこの結果に基づき、米食品医薬品局(FDA)の認可を年内に申 請する方針を明らかにした。一方、治験ではプラスグレルに過度の出血例も認 められたことから、医師の間ではプラスグレルの投与は、より健康な患者に限 定される可能性があるとの指摘もある。

アナリストによると、プラスグレルはプラビックスのジェネリック(後発 医薬品)より優れていることが確認されれば、リリーの売上高を2011年までに 最大40億ドル(約4580億円)押し上げる可能性がある。

治験は第一三共とリリーの出資により、世界30カ国で1万3608人を対象 に約1年間で行われた。

プラビックスの昨年の売上高は61億ドルと、世界の医薬品販売ランキング で3位だった。

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