バフェット氏のバークシャー、64%増益-ペトロチャイナ株売却などで

資産家ウォーレン・バフェットが率いる保険・ 投資会社バークシャー・ハサウェイが2日発表した2007年7-9月(第3四半 期)決算は、中国最大の石油会社、ペトロチャイナ(中国石油)株の売却益な どで、前年同期比64%増益となった。

純利益は45億5000万ドル。投資とデリバティブ(金融派生商品)関連収 益は税引き後で19億9000万ドルと、10倍余りに増えた。同社は第3四半期に 原油価格が1バレル=75ドルに達した後に、保有していたペトロチャイナ株23 億4000万株の売却を開始した。

保険収入が低迷するなかで、米国外への投資が収益を伸ばした。イスラエ ルの工具メーカー、イスカル・メタルワーキングが収益に寄与した。バフェッ ト氏は06年に、初の米国外企業買収で同社を子会社とした。03年に4億8800 万ドル(現レートで約560億円)を投資したペトロチャイナ株は以来、8倍強 に上昇していた。

キャレット・ゼーン・キャピタル・マネジメントで運用に携わるフランク・ ベッツ氏は「バフェット氏とバークシャーに反対の賭けをして大きく儲かった 人をいまだかつて知らない」として、「中国投資は大当たりだった」と論評した。

投資収益を除いたベース利益は1.4%減の25億6000万ドル(1株当たり 1655ドル)。フォックスピット・ケルトン・コクラン・キャロニア・ウォーラー のアナリスト、ゲーリー・ランサム氏は1株利益1477ドルを予想していた。

バフェット氏は10月に、ドルには「引き続き悲観的」だとして、「株を通 して外貨に投資したい」と語っていた。「世界中を対象に物色している」と述べ ていた。

決算は通常取引終了後に発表された。2日のバークシャー株は1250ドル (1%)高の132500ドルで終了した。年初来では20%上昇している。

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