ドル一段安で日米欧の協調介入必要な「暴力的な調整」も-モルガンS

米モルガン・スタンレーによれば、ドルの 対ユーロでの最安値への下落は、日米欧当局による外国為替市場での協調介入 が必要な「より暴力的な調整」につながる可能性がある。

同社は、協調介入は、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを終える 一方で、欧州中央銀行(ECB)が利上げを中止した後で実施される公算が大 きいと指摘。

同社はまた、円が上昇し1ドル=100円に近づくと、日本が行動を起こす 可能性があるとしながらも、ユーロが1ユーロ=1.50ドルを下回る水準にとど まっている限りは、日米欧当局が介入に踏み切る可能性は小さいとの見方も示 した。

アナリストのスティーブン・ジェン、チャールズ・セントアーナード両氏 は顧客に1日送付したリポートで、「ドルがさらに大きく下落する可能性が潜 在的にある。協調介入は差し迫った脅威ではないが、われわれのレーダースク リーンで今、とらえておくべきものだ」と記した。

モルガン・スタンレーは来年3月末時点で、ドルが1ユーロ=1.43ドル、 1ドル=110円で取引されていると見込んでいる。

同社は、欧州で景気減速の兆候が見受けられれば、欧州当局者がユーロの 対ドルでの大幅上昇に対し不満を表明するとみている。ECBがインフレ率と マネーサプライ(通貨供給量)の伸びの抑制をする必要がなくなれば、為替市 場に介入する可能性が一段と高まると説明した。

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