【個別銘柄】コニカミノ、フジテレビ、ファンケル、リサP、ケーズH

2日午前の日本株市場における主な材料銘 柄の値動きは以下の通り。

コニカミノルタホールディングス(4902):5.9%高の2160円と3日続伸。 一時は12%高の2290円まで上げた。カラー複合機や液晶材料などの販売が好調 なことから、通期(08年3月期)の業績予想を上方修正。連結営業利益は前年 同期比12%増の1160億円(従来1050億円)と最高益を更新、年間配当も5円 増額し15円とした。

フジテレビジョン(4676):10%安の21万円。一時は14%安の20万2000 円まで下落し、年初来安値を更新した。スポット広告収入の減少などで9月中間 期が2けたの減益になったようだと発表。市場では大幅減益に対して意外感があ り、売りが殺到した。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「買い」から 「中立」に引き下げるなど、アナリストの間で格下げが相次ぎ、株価の下げが大 きくなった。

TBK(7277): 20%高の605円とストップ高(値幅制限いっぱいの上 昇)で比例配分された。東証1部の上昇率1位。排ガス規制の駆け込み需要が旺 盛なうえ、中国など新興国の経済成長を背景にトラック向けブレーキ需要が拡大 しており、通期(08年3月期)業績予想を上方修正した。修正数字がアナリス ト予想を上回ったため、好業績期待が高まった。

アーネストワン(8895):12%安の580円。一時15%安の556円とストッ プ安を付けた。競争激化などを背景に1戸当たりの販売単価が期初計画を下回り、 利益率が悪化していることから、通期(08年3月期)の利益予想を下方修正し た。減益幅が大きく拡大する見通しとなったため、売りが膨らんだ。

ブラザー工業(6448):11%高の1747円。欧州向けに複合機の販売が伸び るほか、為替市場で対ユーロを中心に円安基調にあることなどから、通期(08 年3月期)の利益予想を上方修正した。営業利益はアナリスト予想の平均を上回 り、一転して増益見通しとなったため、好業績を評価した投資家の買いを集めた。

ベスト電器(8175):2.7%高の864円。ヤマダ電機(9831)の山田昇社長 は1日、都内で開いた会見で、ベスト電器の株式を4割超まで買い増す考えを明 らかにし「われわれは資本の論理に従って投資相談して動く」と述べた。時間を かけて進めていくとして、急ぎ何らかの行動をベストに起こすものではないとも 言及した。ヤマダ電機は2.9%高の1万2440円。

ケーズホールディングス(8282):6.1%高の2710円と5日続伸。積極的な 先行投資によって09年3月期の利益が急拡大するとの見方が強まり、これを先 取りする買いが入った。ゴールドマン・サックス証券は2日付でケーズHDの投 資判断を「強い買い推奨」として、カバーを開始した。

シロキ工業(7243):13%高の323円と5日続伸。日本、米国、アジアの全 地域で売り上げを伸ばし、9月中間期の純利益が過去最高を更新したと発表。足 元の業績拡大を受けて今期(08年3月期)の業績予想を上方修正したが、同予 想は保守的との見方が強く、業績上ぶれ期待の買いが先行した。

リサ・パートナーズ(8924):16%高の28万9000円。同社は不動産投資や 企業再生を目的とするファンドを運営する。不動産ファンド事業で成功報酬など が想定以上となったほか、投資銀行事業でのフィー収益も好調として、通期(07 年12月期)の業績予想を増額修正した。

日東工業(6651):12%安の1512円と大幅反落。情報通信分野における設 備投資の一段落や、改正建築基準法による新設住宅着工の減少などの影響を受け、 通期(08年3月期)の業績予想を下方修正した。

三井住友建設(1821):13%高の185円と大幅反発。期首手持ち工事が計画 以上に進ちょくしたほか、支払い利息が当初予想を下回り営業外収支が好転した ことから、9月中間期の連結経常利益は従来予想の2億円に対して3.4倍の6億 8000万円になったようだと発表した。

エン・ジャパン(4849):7.5%安の48万円と急落。主力の転職情報サイト 事業で広告獲得のための価格競争が激化しており、収益性の悪化が警戒された。 野村証券は1日付のリポートで、「好循環に陰りが見え始めた」とし、投資判断 を「2(買い)」から「3(中立)」に引き下げた。

ダイハツ工業(7262):1.8%高の1227円と反発。みずほ証券の渡辺嘉郎ア ナリストは1日付で同社株の投資判断を「強い買い推奨」に格上げした。ダイハ ツが1日に発表した9月中間期決算では、アジアを中心とする海外販売の増加で 売上高、各段階の利益とも過去最高を更新した。

宇部興産(4208):午後にプラス転換し、1.7%高の410円で終えた。化成 品・樹脂事業が想定を上回っていることを理由に、この日の午後1時半に08年 3月通期の連結営業利益予想を13%引き上げた。下半期も各事業の需給が総じ て良好に推移するとの見解が示されたため、業績に対する安心感が広がった。

上新電機(8173):2.9%高の842円。投資会社のスパークス・アセット・ マネジメントが同社株を買い増し、実質的な筆頭株主になった可能性があること が明らかになった。同ファンドの買い増しを通じて企業価値の再構築が図られる との期待や、家電業界の再編を期待した買いが入った。

クボテック(7709):7.3%高の7万3500円とストップ高で比例配分された。 検査機システム事業の販売が好調だったほか、売上構成の変動などで収益性が改 善したため、9月中間期の連結営業利益は従来予想4500万円の5.8倍となる2 億6000万円になったようだと発表した。

ファンケル(4921):8.8%安の1298円と大幅反落。一時は1287円まで下 げ、05年5月下旬以来、約2年5カ月ぶりの安値水準となった。健康食品や発 芽玄米などの「その他」事業の低迷を理由に、08年3月期の純利益予想を20% 引き下げたため、失望売りが増えた。

NTT都市開発(8933):2.8%安の24万8000円と続落。分譲マンション の売り上げが大きく落ち込み、9月中間期が減益決算となったことで、増益の通 期業績予想の達成を見守りたいとの見方が出たようだ。

田辺三菱製薬(4508):4.7%安の1268円。一時は1254円まで値を下げ、 8月半ば以来の低水準に沈んだ。消化機能改善剤「ウルソ」や脳保護剤「ラジカ ット」などが会社側の想定を下回って推移していることなどを理由に、通期(08 年3月期)の業績予想を減額修正したため、これを嫌気した売り注文が増えた。

キリンホールディングス(2503):1.6%高の1681円と3日続伸。第3四半 期(07年1-9月)の連結決算を1日に発表、国内酒類販売が計画を下回り通 期(07年12月期)の連結業績予想を下方修正した。ただ、来年2月から実施す るビール系飲料の値上げで原材料高によるコスト増を吸収するほか、協和発酵の 買収で医薬・バイオ事業を強化するため、来期以降の業績期待を背景に買われた。

ドン・キホーテ(7532):変わらずの2355円。比較的利益率の高い時計・ ファッション用品が伸びたほか、海外事業も順調に拡大し、午後2時半に発表し た第1四半期(2007年7-9月)の連結営業利益は前年同期比32%増の48億円 となった。通期計画(174億円)に対する進ちょく率も27.6%と順調で、好業績 を評価する買いが入り、一時は1.7%高の2395円まで上げる場面があった。

ブロンコビリー(3091):この日にジャスダック市場に新規株式公開(IP O)。初値は2170円と、公開価格2450円に対して11%安となった。名古屋を 中心にステーキ・ハンバーグチェーンを展開する。市場では「同じような企業が 上場を果たしており、目新しさはない」(SBIイー・トレード証券投資調査部 の藤井知明次長)という。終値は2300円。

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