上新電株が大幅高、スパークスの株式買い増しが判明-業界再編期待も

上新電機の株価が一時、前日比25円(3.1%) 高の843円まで上げ幅を拡大。東証1部の下落銘柄数が1400を超える全面安の なか、逆行高の動きを見せた。投資会社のスパークス・アセット・マネジメン トが上新電機株を買い増し、実質的な筆頭株主になった可能性があることが明 らかになった。同ファンドの買い増しを通じて企業価値の再構築が図られると の期待や、家電業界の再編を期待した動きが活発化した。

スパークス・アセット・マネジメントが1日、関東財務局に提出した大量 保有報告書によると、上新電の株式を「重要提案行為等に該当する行為を行う 予定」の保有目的で報告義務発生日の10月26日までにグループ企業のスパー クス・インターナショナル(香港)と合わせて計484万3000株を保有、発行済 み株式総数に対する保有割合を7.38%から8.41%に引き上げた。

上新電機経営企画室の大町英文氏は、スパークスについて「当社の筆頭株 主になった可能性がある」と述べている。

ユニマット山丸証券法人営業部の藤井勝行マネジャーは、「過去の経緯か らすると、スパークスが経営に関与してくる可能性がある」としたうえで、「家 電業界全体に再編期待も出ており、上新電の株価にもプラスに働いた」との見 方を示している。

家電業界に再編期待高まる

家電量販店最大手のヤマダ電機の山田昇社長は1日、都内での会見で、ベ スト電器との関係を深めるために同社株式を4割超まで買い増す考えを明らか にした。ヤマダ電が大幅な株式買い増し目標を表明したことで、家電量販店同 士の提携・再編は激しさを増す可能性がある。

いちよし経済研究所の林晃弘アナリストは、「家電量販店はメーカーに対 して交渉力が強かったが、メーカー自体も再編の動きが活発化してくる」こと に言及、家電業界も再編によって強くなる必要があり、「業界再編の動きは続 く」との見方を示した。

-- 共同取材:松田潔社 --Editor:m.asai

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