シロキ工業株が急上昇、中間期業績が大幅上ぶれ-海外売上高が伸長

トヨタ自動車系の自動車部品メーカー、シ ロキ工業の株価が前日比56円(20%)高の343円と大幅高。日本、米国、アジ アの全地域で売り上げを伸ばし、9月中間期純利益が過去最高を更新したと1 日に発表した。足元の業績拡大を受けて08年3月期(通期)の業績予想を上方 修正したものの、会社側の予想は保守的との見方が強く、業績上ぶれ期待の買 いが先行している。

中間期の連結純利益は前年同期比61%増の12億1400万円。これまで会社 側は4億円を予想しており、3倍以上の上ぶれとなった。同社取締役の大石勝 美・経理部長によると、中国ではトヨタ向け、米国では日産向けの自動車部品 で利益が伸びたうえ、これまで取り組んできた構造改革による特別損失の計上 が一巡したことも利益の押し上げ要因となった。また海外工場の新設により、 税金の優遇措置が享受できることも背景にあるという。売上高は前年同期比

8.0%増の688億2500万円と6期連続で過去最高を更新した。

同社は中間期の好業績を踏まえ、通期業績予想を上方修正。連結純利益は 前期比43%増の23億円と従来予想を9億円増額修正した。売上高は同4.1%増 の1390億円と従来予想を20億円増額。6期連続で売上高は過去最高を更新す る見込み。また、配当を従来計画の年3円から年4円(前期実績は4円)にす ることを決めた。

丸八証券の細井克己企業調査部長は「トヨタグループの業績は総じて予想 以上。欧州や中国で上ぶれしており、今後も堅調な業績が期待できる。シロキ 工業の中間期決算の内容はサプライズで、株価は割安感が強い」と指摘。

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